イントロ
昨日のテーマ・・
柑橘類のへたにある維管束と房の数
・・でグレープフルーツを調べたのですが、実はこの果物、ある種の医薬品と相互作用があって効き目が強まると言われています。薬局で薬を受け取るときにもらう説明書にグレープフルーツジュースの注意書きが書かれていたりしますね。
ブログテーマとして「柑橘類の形態学」を予定していましたが、その前にこの件について調べてまとめたので今回レポートします。
ネット情報をまとめただけなのでAIと同様に誤りがあるかもしれません。あくまで植物の側面として調べました。医療に関する責任は持てないので予め断っておきます。

グレープフルーツジュースと併用注意な医薬品がある
多数の薬剤が影響されることがわかって来ており、代表的な薬として
- カルシウム拮抗薬と呼ばれる降圧薬 一般名が「・・・ジピン」
- 高コレステロール治療のスタチン系薬剤の一部
- 免疫抑制系の一部
- キナーゼ阻害剤など 一般名が「・・・チニブ」
- その他
その他の薬剤では、花粉症の時に処方されるルパフィンも影響されるそうです。AUCが4.1倍とありました。AUCを簡単に言うと、体内に吸収された薬の量と時間の指標と言いましょうか。これ4倍量の薬を飲むのと同じと言うことかな。グレープフルーツジュース侮れない?
どのようにして薬物代謝に影響を及ぼすのか
グレープフルーツジュースの中に含まれるフラノクマリンという成分が原因だそうです。薬物代謝酵素のCYP3A4を阻害するのでそれにより代謝を受ける薬が代謝されにくくなって影響するのだとか。その作用は3〜4日も持続するそうです。なので対象の薬を飲んでいる人は、薬と同時でなくても1日を通してグレープフルーツジュースは摂ってはいけないんですね。
グレープフルーツのジュースと果実そのもので違いはあるのか
説明書にはジュースとあるけれど果物自体も避けなければいけないのでしょうか。
特にジュースにするときはフラノクマリンが多く含まれるという果皮や中果皮由来のアルベドが混入するし、少量のジュースを作るにも多くの果実を使うということで避ける必要があるのだそうです。
一方、果肉中にも無い訳ではないので果物自体も避けた方が良いのだとか。
それから、対象の柑橘類を用いたマーマレードも影響があるのだそうです。調理しても消えないんですね。
グレープフルーツ以外でも避けるべき果物はあるのか
初めて聞く名前の柑橘類もリストにありました。
- グレープフルーツ オロブロンコ(スウィーティー) ブンタン(ザボン) 八朔 晩白柚 安藤柑 絹皮 パール柑(サワーポメロ)
- 夏みかん 甘夏 ダイダイ(サワーオレンジ) 伊予柑 三宝柑
- ポンカン 金柑
- メキシカンライム
- イチジク ざくろ など
レモンについては、果汁は良いが皮は避けた方が良いという情報がありました。
対象の薬剤を使用している人は絶対に摂ってはいけないのか(無責任な私見)
あの〜・・・柑橘類リストの中に大好きな伊予柑が入っている!!・・・まぁわたくしは薬を使っていないのでいいのですが。
薬の試験はその影響を見るために大袈裟な条件で行なっているはずだし、ちょっとくらいなら食べてもいいじゃない?と思ってしまうわたくし。やっちゃダメと言われるとやりたくなるという。。どうしようもない性格。
真面目な話をすると・・・
例えば血圧治療をしている人が頻繁に対象の柑橘類を摂ったとします。すると当然薬の効き方に影響でますよね。担当医は薬の効き過ぎで薬を変えるかどうかで判断つかなくなるじゃないですか。そういう意味で頻繁に摂るのは避けるべきなんだと思います。
そして、個人差って思いの外あります。ある人には大丈夫な量でも別の人には危険だったりして。だから薬に関しては人の経験は鵜呑みにしない方がいいよね。ある人がグレープフルーツなんてへっちゃらだよって言っても信じないのが吉かな。
フラノクマリン 植物側からの意味
フラノクマリン類は毒性のあるものも多く、昆虫〜哺乳類から身を守るための防御物質として植物が作り出しているそうです。だからグレープフルーツにおいても果肉よりも果皮に多く含まれていて解毒に関係する酵素に影響するのですね。納得。
参考
- ネット上 多数の病院等の患者向け情報ページ
- www.pmda.go.jp